第23回(2025年9月4日放送)
テーマ:「自分を大きく変える偉人たちの言葉」
今回のテーマは、苫米地さんの著書『自分を大きく変える偉人たち100の言葉』に収録された名言を手がかりに、人生を変えるヒントを探る内容です。
過去の偉人の言葉を取り上げ、現在の視点と重ねながら、知識や想像力の意味、そして言葉との向き合い方を考える回になっています。
冒頭ではアルベルト・アインシュタインの「想像力は知識より大切である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む」という言葉を紹介しています。
この言葉を出発点に、知識と想像力の違いについて解説しています。
知識は有限であり、どんなに蓄積しても論理体系には限界があるのに対し、想像力は境界を超えて未来を描き、現実を生み出す力を持っているのです。
続いてゲーデルの不完全性定理に触れています。
どんなに論理的に整った体系でも、その内部で証明できない命題が必ず存在することを示したもので、知識体系には到達できない領域があることを意味しています。
さらに数学者グレゴリー・チャイティンの研究にも言及しています。
チャイティンはゲーデルの定理を拡張し、数学全体の不完全性を明らかにしました。
苫米地さんは1980年代にカーネギーメロン大学で学んでいた際、チャイティンの講義を直接体験しており、その経験が自身の研究姿勢に大きな影響を与えたと述べています。
知識の限界を理解したうえで、自由な発想を大切にする姿勢が養われたということです。
番組の後半では「偉人の言葉との向き合い方」に焦点を当てています。
苫米地さんは、偉人の言葉を正解として受け止めるのではなく、あくまでヒントとして捉えるべきだと強調しています。
自分の経験や価値観と照らし合わせ、どう活かすかを考えることが重要です。
名言の価値は一律ではなく、受け取る人の状況や背景によって意味が変わります。
その柔軟な解釈こそが、想像力を広げる鍵になるというのです。
最後に、「想像力を働かせて未来を自由に描くこと」が、自分を大きく変える最初の一歩であるとまとめています。
知識は大切ですが、それに縛られず、常識を超えて発想する力がこれからの時代に必要な能力であるとしています。
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9/4(木)深夜0am - 0:30am
DJ:苫米地英人
ハッシュタグ:#cosmicradio
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