3/13(月)8pm - 8:30pm
interfmで毎週月曜20時から放送中のラジオ番組「Tech Ark」!
「最新テクノロジー、いろいろ聞くけれど本当はわかってない…」
そんなあなたのための助け舟…すなわちARKとなる番組!
毎回、未来を創造するさまざまな「新しいテクノロジー」の専門家をお招きし、そのテクノロジーについてDJのShaulaがわかりやすくナビゲートします。
3月13日放送のゲストは
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の
神武直彦さん!
「衛星データビジネス」についてお話を伺いました。
【測位衛星】
先週は気象衛星「ひまわり」のような“地球を観る”衛星の話が主でしたが、
もう一つ私たちにとって身近な衛星がGPSなど…位置情報をとる測位衛星。
アメリカの空軍が運営しているGPSの他にも、日本でも準天頂衛星「みちびき」を打ち上げており、
こういった衛星は地球の周りに120機以上あります。
【スポーツでの活用事例】
ラグビーチームでは、選手が背中に測位衛星を受信できる受信機をつけて練習しているそう。
常に衛星からの信号を受信することで、その選手が走っているのか、
止まっているのか、いつ加速したのか…などのデータが明らかになり、
その選手がどれくらい運動すると疲れるのか、どれくらいスピードが出るのか…などがわかるとか。
これらのデータを活用することで、選手が疲れる前に練習をやめさせる「積極的リカバリー」ができるといいます。
【畜産での活用事例】
ここで、神武さんも思ってもみなかった提案が。
なんと、このことを知った畜産農家から「放牧牛にも活用できないか」という声が上がったのだそう!
畜産は専門ではない神武さんですが、畜産農家の熱意に押され、
現在、熊本や鹿児島などで放牧牛に受信機をつける取り組みを実施中。
東京からも牛の位置情報や運動量などのデータがすべてわかるようになっています。
また、観測衛星から放牧牛が食べている牧草の様子を見ることで、
何日くらいで牧草が食べつくされるかが予測でき、放牧牛を隣の牧草地に移す日程の計画を立てられるそう。
このように、衛星データは組み合わせることが重要だとお話しいただきました。
【衛星データビジネスの課題】
衛星データビジネスに関する課題として、「衛星データに関する理解が進んでいない」と指摘する神武さん。
しかしその一方で、この10年でインターネット上でかなりの量の衛星データがダウンロードできるようになり、
それらをコンピューターで分析できるようになったとか。
10年前は1年間で10万円程度の費用が掛かっていたといいますが、
現在はそれが無料でできるようになっています。
【神武さんの著書】
衛星データビジネスについて書かれた神武さんの著書が株式会社インプレスから発売中。
「いちばんやさしい衛星データビジネスの教本 人気講師が教えるデータを駆使した宇宙ビジネス最前線」
https://book.impress.co.jp/books/1120101188
小中学生でも理解できるような「いちばんやさしい」本を目指したという1冊。
神武さんのお話をもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェックしてみてください!
詳しいお話は、 radikoタイムフリーをチェック!
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【番組へのメッセージ、お待ちしています!】
番組では、みなさんからのメッセージをお待ちしています。
最新テクノロジーにまつわる疑問・質問、番組の感想など、
番組内でも紹介していきますので、ぜひメッセージをお送りください。
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次回、3月20日(月)20時からの放送もお楽しみに!
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3/13(月)8pm - 8:30pm
DJ: Shaula
メール: ark@interfm.jp
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