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アンモナイトはイカやタコの仲間って知ってた?4億年前の海に生きた古代生物の神秘を古生物学者が解説

番組から
2025/10/12


10/12(日)10am - 10:40am

OCEAN BLINDNESS 〜私たちは海を知らない?〜


海に関するさまざまなプロジェクトを手掛ける日本財団の海野光行と、森里川海アンバサダーとしても活躍しているアナウンサーの高橋万里恵がお送りする『OCEAN BLINDNESS 〜私たちは海を知らない?〜』。

今回のテーマは「アンモナイト」です。

ゲストにお迎えしたのは、公益財団法人 深田地質研究所の主査研究員で古生物学者の相場大佑(あいば・だいすけ)さん。

4億年前の海を生きた「アンモナイト」研究の第一人者です。

番組冒頭、海野さんが紹介したのは「出版社の応接室で見た“古代の海”」。

「4メートルほどのテーブル一面にアンモナイトの化石が埋め込まれていたんです」と語った海野さん。

番組で紹介していた写真がこちら!

確かにビックリするぐらいアンモナイトだらけ!

相場さんは「おそらく古生代デボン紀の岩石。約4億年前のものでしょう。オウムガイも入っています」と解説。

その「石の中の海」に、スタジオも一気にタイムスリップしたようでした。


そもそもアンモナイトとはどんな生き物なのでしょう?

相場さんによると、「4億年前に登場し、恐竜と同じ白亜紀に絶滅。渦巻き状の殻を持つが、実はイカやタコの仲間」だそう。

貝の仲間だと思っている人が多そうですよね。

さらに、「体の本体の部分の化石はなかなか出ない。世界で見つかっているのはほんの数例」とのこと。

そのため実は、中身は想像で描かれている部分もわりと大きいんですって!皆さん、知っていましたか!?


さらに、アンモナイトは、全世界で1万種以上いて、日本国内だと1000近くの種類がいるのだそう。

知らないことばかりで、パーソナリティのおふたりも疑問は尽きません。

万里恵さんが「アンモナイトって、なんで渦巻いているんですか?」と問いかけると、相場さんがアンモナイトの進化について解説。

もともとの祖先は棒状だったそうです。

しかし、顎を持つ魚が現れて捕食されるようになると、泳ぎやすく身を守れる「巻いた形」に進化。生き残るためのデザインだったんですね。


そのほかにも、名前の由来や繁殖の秘密、そして絶滅した理由まで、アンモナイトについて隅から隅まで教えてくださいました。


後半では、相場さんのフィールドワークにも迫りました。

「日本でも特に保存状態がいいのが北海道。10年以上通って、河原で石を割りながら調査しています」と話す相場さんは、これまでに、なんと新種を3つも発見しています。

相場さんが発見した新種の異常巻きアンモナイト「ユーボストリコセラス・パープレクサム」


また、海外でもアンモナイト探しを行っており、「イギリスではビーチにたくさん落ちている」とアンモナイト博士ならではの情報も。

そして、日本で見られるスポットもたくさんあるそうで、「東京・日本橋三越の建物や、地下鉄『三越前駅』の壁にもたくさん埋まっていますよ」と教えてくださいました。

ほかにも、福島県いわき市のアンモナイトセンターでは実際に化石発掘体験ができるそうです。


4億年の時を越えて、私たちの足元にも眠る“古代の海の記憶”。

そんなロマンあふれる回は、AuDeeやSpotifyなどのPodcastで配信中です。ぜひお聴きください!


【AuDee】OCEAN BLINDNESS 〜私たちは海を知らない?〜

https://audee.jp/program/show/300008436


♪今回のオンエアでお届けした楽曲♪

藤井風「真っ白」

Imagine Dragons (イマジン・ドラゴンズ)「Nice to Meet You」

Taylor Swift「The Life of a Showgirl (feat. Sabrina Carpenter)」


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10/12(日)10am - 10:40am

OCEAN BLINDNESS 〜私たちは海を知らない?〜

DJs: 海野光行, 高橋万里恵

メール: ocean@interfm.jp

番組をradikoタイムフリーで聴く ▼

https://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20251012100000

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